高校野球愛知大会 Bブロック展望
いよいよ今週開幕の全国高等学校野球選手権大会!
愛知大会Bブロックのベスト32までの展望、注目選手についてまとめました!
■注目選手
■各ゾーン展望(本命校・有力校2校をピックアップ)
ゾーン1 ( 至学館 ・ 山田 )
ここは順当にいけば至学館。アンダースローのエース熊谷投手に加え、2年生サウスポー渡辺投手の評判が高いです。チームの柱である牧山捕手の好リードも加わり、定評のある守りと機動力で着実に勝利が期待できます。対する< 新城東作手 ― 山田 >はどちらも少人数。至学館戦ではまず初回を可能な限りの最少失点で食い止め、相手のスキをつくりたいところです。
ゾーン2 ( 菊華 ・ 西春 )
秋県大会出場の菊華が最有力。プロ注目の俊足巧打尾形二塁手を中心に、機動力野球で着実な試合運びが期待できます。対抗は< 西春 - 豊川工業 >の勝者。実績は秋春共に県大会出場の西春が勝りますが、豊川工業は春大会無失策と堅実なチーム。普段の力が出せると接戦になりそうです。
ゾーン3 ( 明和 ・ 豊田大谷 )
共に秋春県大会出場の明和、豊田大谷が中心。明和は県立高ながら毎年バランスのとれたチームを作ってきますが、今年は梶川遊撃手という軸がいることが例年にも増して強み。豊田大谷も村上外野手をはじめ切れ目のない打線が続き、古豪復活が期待できます。
その両校と初戦を戦う大同大大同、安城南にも注目です。安城南は地区予選で、西尾東・杜若から勝ち星をあげており、大物食いの意外性あるチームです。熊谷投手が制球力抜群なので、守りからリズムを作れば面白い戦いが期待できます。
このゾーンは実力校揃いです。中でも1回戦< 刈谷 ― 愛知啓成 >が注目カード。前三重高監督の中村監督が就任した愛知啓成は、突出した選手はいないものの公式戦の半数が中盤~終盤にかけて勝ち越す粘り強さがみられるチーム。一方の刈谷もロースコアゲームを得意としており、刈谷の継投策がはまれば緊迫した試合展開になりそうです。
また、その勝者を待ち受けるチームが順当に行けば東郷。公立校ながら好投手をコンスタントに輩出する東郷は、今年もサウスポー金子投手を軸にここまで好ゲームを展開していますので、夏の戦いぶりにも期待です。
右山は安城が勝ち上がりそうです。一定のレベルある好投手に対しても持ち前の攻撃力が発揮できるかが試合のカギとなりそうです。